~ 仁星の願い ~


「北斗の拳」の号泣シーンで必ずと言っていいほど挙げられるのがシュウの壮絶な最期。




最期にシュウの目が一瞬だけ見えるという感動シーンですが、ちょっと疑問に思う事があります。
視力を失っていたシュウは、果たして息子シバの姿を見た事があったのでしょうか?

シュウがケンシロウの命と引きかえに、自らの両目を潰し光を絶った「南斗十人組手」の時、
ケンシロウはまだ幼い子供でした。
あの時のケンの年齢から予想すると、シバは「南斗十人組手」の後に生まれたのではと思うのです。
(目が見えなくても子作りはできますから・・・っておい!)

とすると・・・
「息子シバの面影が見える…」というセリフは?

ケンシロウを救う為に自ら犠牲となり、自分より先に逝ってしまった最愛の息子。
そんな息子を誇りに思うと言っていたシュウですが
最愛の息子の最期をみとることもできず、顔も姿もわからないまま死んでいくのは
未練だったに違いありません。
神様はそんなシュウに一つだけ願いを叶えてくれた。

目は見えなくとも、心の目は開いておる

たとえ息子の姿を一度も見たことがなかったとしても
父親ならその "面影" が愛する息子シバであるとすぐにわかったのでしょう。

このシーン、最初は、ツッコミ入れたいところでしたが
読んでるうちにまた感動してしまって、お笑いネタにできなくなってしまいました(汗)
「北斗の拳」はツッコミ所満載ですが、読む度にいろんな発見があって、奥が深いですよね。

それにしても、シュウの視力とその息子の命まで犠牲にしてしまったケンって・・・
やっぱり、シ○ガミ・・・?(結局そこかい!)



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