『 義星の女 』



「北斗の拳」の最終話、何度読んでも泣けますが
ラストのエピソードはレイマミヤ好きにとって、感慨深いものがあります。

前にも書きましたが、最後に出てくるマミヤさん、実に色っぽい!!
レイに言われたとおり「女として」生きていたんですね。
ユリアの墓に訪れたケンに、リンの気持を受け入れるよう必死に訴えますが
相変わらずのケン…

「オレには、想い出が多すぎる…
 闘い、散っていった強敵(とも)たちがいる」


「はっ・・・」と我に返るマミヤ。
この時、脳裏にレイの姿が浮かんだに違いない(また病気です)
そう、レイの事が忘れられないから一人身なんです(痛)

そして、リンの前から去ると決めたバット。
マミヤに言ったこのセリフがたまらなく好きです。

bt.jpg


「愛する女の幸せを願ってこそ男
 かつて レイ があんたの幸せを願ったように…」


漢だぜ!バット!!
子供ながらに、レイの生き様を見ていたんですね~
それにしても大人バットは、超イケメン!(同一人物とは思えん!)
前に出てくる「サトラ」と似ていると思っているのは私だけでしょうか?

この後、ケンの為に自分を犠牲にするバット…(彼も義星の魂を持っていたのか?)
そんなバットを見て、どうしていいのかわからないマミヤ。
きっと心の中で 「レイ・・・助けて・・・」 と叫んでいたに違いない。
(「こんな時、眉毛さんが風のように現れてくれた…」と言ってるのは彼が主人公だからでしょう)
しかし、この後マミヤがとんでもない行動に出ます!


mami.jpg    


「一緒に死んであげる!!」 って、マミヤさん
レイにもらった大切な命、粗末にしちゃいかんよっ!と最初は思っていました。

が―――――

レイからもらった命=義星!!
 
マミヤの心の中で生き続ける "レイの義星の魂" がマミヤを動かしたのです!
よ~く見ると、背後にレイの姿が・・・・・・ってのは嘘です(苦笑)
(いつもの病気なのでお許しを!)



この後のエピソードは涙なしでは見られませんが、
最後にリンが誰を愛すべきか気付いた時の台詞が印象的

「私はバットのそばから離れません…
 一生バットのお墓のそばにいてあげたい…」


この台詞、マミヤと重なります。
原作では最後までレイに対するマミヤの気持ちは描かれることはありませんでしたが
最終話にマミヤを登場させたのは、マミヤとリンが同じ道を選んだ事を
深く印象付ける為だったのでは? と思ってしまいます。
(アニメではレイのお墓に自分の武器を封印し、語りかけるマミヤの姿が描かれていましたね)

この後、ケンの秘孔によってバットは生き返り、二人はハッピーエンド。
バットの最期には、号泣した管理人ですがこのシーンを見て
「なんでレイにはやってくれなかったんだよー」と心の中で叫んでました…。


結局、「北斗の拳」で幸せになれたのはバットとリンだけだったのね…
なんかせつないなぁ・・・







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