『あなたの愛に報いる資格はない』



 
レイの想いを知ってからのマミヤの行動…
これはもう「戦士」ではなく「ひとりの女」!
苦痛に耐える姿を見られまいと部屋を出るレイを追おうとしたり
危険を承知でメディスンシティーへ独りで向かったり…
本人は意識していないかもしれないけど、レイの愛に応じようとしてるんですよね。
でも、レイに「肩の紋章」を見られてしまってからは 態度が一転…
レイを避けるようになってしまう。


mamiya2.jpg


ようやく自分を愛してくれる人に巡り合えたのに、
幸せになれたかもしれないのに…
絶望的なマミヤの表情が痛々しい。。。



『愛される事を放棄した女、あなたの愛に報いる資格はない』

この台詞、自分の過去を知っても、変わらず愛してくれるレイに
実は「女の感情」を取り戻していることを気付かれまいと
思わず口にしてしまった "強がり" に思えてならないんですよね。

自分を愛してくれる人に忌まわしい過去を知られるのが怖かった。
その過去のせいで、嫌われてしまうかもしれない。
ならば、嫌われる前に自ら愛される事を放棄してしまえばいい
今までどおり、女を捨てて生きていけば、また心の傷を負うこともない…
どこかで女を捨て切れずにいたマミヤの心の葛藤が伝わってきます。

しかし・・・レイのマミヤへの愛は変わらなかった。

本当はレイの愛に応えたい・・・ でも、つらい過去が邪魔をする…
あの「忌まわしい過去」さえなければ、素直にレイの愛を受け入れていたかもしれません。
このあたりの二人のやりとりは、もどかしくてたまらない。


アニメではこの水場でのエピソードに、
レイがマミヤに「おれはおまえを・・・」と言いかけるシーンが追加されていて
(この台詞の続きも気になるところ… レイのことだからストレートに言ってると思いますが)
続けようとしたその言葉をマミヤが遮り、泣きながら走り去る設定になってます。
その後、階段の途中で眉毛とぶつかるんですが
(この時の眉毛が極太すぎて吹いた)
" もうあなたは眼中にない。レイの事で頭がいっぱい "
と思わせるような演出がまたイイんですよね。
(すみません!勝手にそう解釈しました)



マミヤが自分の気持ちに気付いたのはこのあたりでしょうか…

mamirei.jpg


マミヤのつらい過去も、死兆星を見ていたことも全て受け入れ、
残り僅かな命を懸けて、マミヤの為だけに闘うレイ・・・
そして、レイの愛の深さと 自分の本当の気持ちに気付くマミヤ・・・
お互いの心は繋がっているのに、残された時間はほんのわずか。
レイの命の期限は変えられなくても 、
せめて互いの愛を確かめ合う時間があったなら…

はぁ・・・せつなすぎる・・・。




BACK


inserted by FC2 system